家探しをする場合、夫婦で意見が食い違う時があると思います。
そんな夫婦の皆さんに向けて、どのようなポイントで意見が分かれ、その対処をどのようにすべきかについて、
書いていこうと思います。少しでも参考になれば幸いです。
食い違いポイント① 予算
まず、固めておいた方が良いポイントです。予算によって、エリアや住宅タイプ(マンションか戸建か等)も方針が分かれてくるためです。
ただ、収入や支出をベースにある程度、合理的に決めていくべき点になりますし、お金周りの計画は男性が任され、主導していくケースも多く、あまり方針がずれることはありません。
ただ、収入合算をして組む場合は、考え方が分かれる可能性があるため、将来的に見込まれる支出を出し、お互いに納得いく予算をまずはすり合わせしましょう。
食い違いポイント② エリア
意見の割れやすい要素です。主に以下のような点を考慮する必要があります。
・職場からの近さ
・保育園、幼稚園への近さ
・実家への近さ
【解消するためには・・・】
①お互いの妥協点を見出す
互いを尊重して譲り合う気持ちを持ちましょう。
近年では、リモートワークが推進されてきているため、職場の近さは優先しない代わりに、リモートワークができる共用部のあるマンションを選ぶということもできるかもしれません。
②実際に現地に行ってみる
エリアは先入観で判断しているケースも多いです。そのため、実際に現地へ行き、歩いてみたりすることをお勧めします。
体験することで、
「意外に駅まで近い」
「電車がすいていて通勤ストレスがない」
「駅までは遠いが保育園が近い(または自宅と駅までの導線にある)」など、
新たな発見があるかもしれません。
食い違いポイント③ タイミング
以外に意見が分かれがちなポイントです。
奥さんが家探しで盛り上がっているのに、夫はいまいち本気になっていない等、理由は様々です。
原因として、将来的なスケジュールが夫婦間で共有できていないケースも多いので、家族のライフプランニングはすり合わせするようにしましょう。
【主に考慮すべきポイント】
・子供の出産、入学のタイミング
・転勤
・ローン完済年齢からの逆算
・自己資金の用意(諸費用も借入できるケースあります)
【解消するためには】
まず、最重要と考えるポイントをお互いに合意しましょう。
例えば、子供に負担を与えないことが絶対であると考える方であるならば、子供が小学校入学前に引っ越すということが優先になるかもしれません。
また、年金暮らしになった際にローン支払いが完了していることを重視するならば、30歳を目途にローンを組み、35年ローンで65歳完済という設計になるかもしれません。
食い違いポイント④ 戸建か、マンションか
戸建VSマンション。意見の分かれるところです。
ある程度、予算と通勤アクセスをすり合わせることで、必然的に戸建という選択肢が消えるケースも多いですが、首都圏外にお住まいの場合は、両方の選択肢で迷っている方も少なくないでしょう。
【解消するためには】
①予算とエリアを踏まえて、戸建購入が現実的か確認する
諸条件にもよりますが、総じてマンションよりも戸建の方が予算は上がる傾向にあります。
よって、予算や希望エリアを踏まえた場合に、戸建という選択肢が取れるのかどうかは確認しましょう。そもそも選択肢として現実的ではない場合は、必然的に戸建という選択肢が取りづらい可能性が高いです。
②マンションのモデルルーム、戸建の展示場、両方に行ってみる
マンションも戸建も検討する土台に上がるようであれば、マンションのモデルルーム、戸建の展示場の両方に行ってみましょう。モデルルームや展示場にいくことで、もう一方に魅力に気づくことも多いためです。具体的なイメージも湧きやすいと思います。