自宅売却）大手不動産仲介会社に任せたのに・・・。仲介会社の囲い込みとは

自宅などの不動産を売却する際に、「大手仲介会社なら集客も多く、お客さんをすぐ付けてくれるのでは？」と思っていませんか。

集客数が多いのは事実ですが、必ずしも大手仲介会社や有名不動産仲介会社なら早く売れるかどうかは別問題なのです。

その理由についてお伝えします。

不動産仲介会社の販売方法について

まず、不動産会社の販売方法について説明します。

売却案件を預かった場合、以下のような方法で売却活動を行います。

①自社のお客様に売る（既存客案内、自社HP）
②自社で、ポータルサイトに載せる
③レインズ（不動産業者が閲覧するwebサイト）に載せ、他社の販売協力を得る

大手や集客力のある会社をはじめ、両手仲介にこだわる会社は多い

基本的に多くの不動産会社は、上記の①②の方法でお客様を探し、
売主からも買主からも仲介を行うこと（＝通称　両手仲介）をしようとします。

例えば、5000万円の物件の場合、
片手仲介なら171.6万円（税込）のところ、
両手仲介なら2倍である343.2万円の仲介手数料を得ることになります。

両手仲介にこだわる業者に任せるデメリット

両手仲介であったとしても、仲介業者にお客様がいる場合は早く決まるでしょう。
早く決めてくれるのであれば、売主としてもなんら不利益はありません。

しかし、物件情報を外に出さないケースがあります。
いわゆる「囲い込み」という行為です。

他社から問い合わせがあっても、「商談中で・・・」「オーナーさんと予定が合わなくて内見が・・・」などと伝えて、
内見を遅らせたりします。
このような対応は、売主の意向に背く行為で決して許されるものではありませんが、囲い込みを行う業者は少なくありません。

囲い込み有無を把握したうえで、自宅売却は依頼しましょう

上記のように、囲い込みはオーナーに不利益となるリスクがあるため、事前に販売方針は確認しましょう。
レインズへの登録有無、ポータルサイトへの掲載、その他仲介会社の案内可否などです。
表向きはオープンに販売することを謳っていても、クローズドな販売方法をとっているケースもあるため、注意しましょう。

弊社では、基本的に両手仲介を行いません。売却相談で受けた案件は、売り側の仲介に専念します。
そのため、レインズへの掲載は勿論のこと、囲い込みは一切しません。他社の広告活動は制限しませんし、必要に応じて近隣業者へ販売活動協力を打診するようにしています。

他社では行っていない販売促進施策も行なっていますので、売却検討されている方は一度ご相談ください。